■第8回A&S大磯カップ(U-10&U-12)■
(2006年9月10日@大磯プリンスホテルフットサルコート)
 2006年9月10日(日)「第8回A&S大磯カップ」、今回はU-10クラスに4チーム、U-12クラスに1チーム参加。

 ※試合結果はこちらから
 http://art-and-sports.net/taikai_kekka.html

 【U-10クラス】
 今回は22人(4年・5名、3年・7名、2年・7名、1年・3名)が参加。
 チームは4年生チームと、1・2・3年生を均等にわけた3チームの4チームが参加しました。
 今回は珍しく1・2・3位をヘラクレスが独占。今まであまり勝つこともなかったのでたまにはよいのかな。

 しかし、いつも言っていることだが、この大会は試合に勝つことが目的ではない。
 もちろん、負けていい試合などひとつもないのだが、「チームとして勝つこと」と「個々の能力があがること」は決してイコールではない。
 例え「試合で勝った(チームとして勝った)」としても、その試合(大会)でそれぞれの選手がスクールで練習した技や自分の考えた
 アイデアをチャレンジしなかったのであれば、それはあまり意味のないものである。

 試合に勝つことによって得られる自信というものも確かにあります。
 でも子供達には失敗を恐れず、チャレンジする勇気を持ってもらいたいと思います。
 例えその結果、今の試合に負けてしまってもそのチャレンジが5年後・10年後の大きな勝利につながるからです。

 
【U-12クラス】
 今回は6人(4年・3名、3年・3名)が参加。

 今回は2チームエントリーしていたのだが、1チーム分しか集まらなかったので
 Aは助っ人連合チーム。Bはヘラクレス大磯メンバーチームとなりました。

 Aチームはお互いはじめてプレーするメンバーだったり、対戦相手とのレベル差もありながら、
 最後まで諦めず、チャレンジするプレーを見せてくれました。

 Bチームは対戦相手のほとんどが5、6年生にもかかわらず、果敢にドリブルを仕掛け
 年齢や体格の差をものともせずプレーすることができました。

 一つだけ、大会中子供達に怒ったことがありました。
 それはBチーム準決勝、優勝チームと対戦したときです。
 今までの相手よりレベルが高く、またボール回しも上手に使ってきて、試合開始早々から失点を重ねてしまいました。
 その時まで自信を持ってドリブルを中心に相手に挑んでいたのに、急に弱気になり自分達から仕掛ける回数が減り
 周りの状況を考えず、ボールを下げたり、離したりするようになりました。

 ハーフタイム子供達に言いました。
 「なんで、簡単に後ろに下げるんだ!!自信を持って勝負して来い!!
  自分達の武器はなんだ?ドリブルだ!!弱気になって逃げたって相手は怖くないぞ。
  後ろに味方がいればフォローしてくれる。前に味方が誰もいなければ思い切って勝負して来い!!
  2人でも3人でも抜いて来い!!たとえ取られても後ろで味方がフォローしてくれる。
  相手が大きくても関係ない。勝負して来い!!」

 子供達は素直に聞いてくれました。そして後半、相手に向かって果敢にドリブルを仕掛けていきました。
 ドリブルをフォローし続けることは体力的にも精神的にもとても大変なことです。
 それでも子供達は最後まで諦めず、お互いをフォローし続け、ゴールを狙い続けました。
 後半はほとんど互角の試合内容でした。むしろゲームの主導権はヘラクレスが握っているようでした。
 試合には負けてしまいましたが、彼らにとって大きな自信となったのではないでしょうか?
 技術が体力と体格を十分に補ってくれることを証明した試合でした。