■第7回A&S大磯カップ(U-10&U-12)■
(2006年6月11日@大磯プリンスホテルフットサルコート)
 2006年6月11日(日)「第7回A&S大磯カップ」、今回はU-10クラスに1チーム、U-12クラスに1チーム参加。

 ※試合結果はこちらから
 http://art-and-sports.net/taikai_kekka.html

 【U-10クラス】
 今回は7人(4年・4名、3年・3名)が参加。

 決まりごとは2つ。
 キーパーがボールを持ったら広がってもらえるようにする。
 相手ボールになったらボールより下がってディフェンスに参加する。
 以上。あとは考えて好きにやりなさい。

 昨年度より開催してきたフットサル大会も2年目。今回で7回目を向かえる。
 試合は子供達を成長させる。昨年度何回か大会に参加してきた現4年生がみんな成長していた。
 3年生もあわてず、自分のプレーをしようとしていた。
 まだまだ遊び心が足りないが、去年より子供達に声をかけなくてもボールを大事にするようになった。
 「あわてない、あせらない、あきらめない。」
 それだけ言えば子供達は分かってくれる。

 
【U-12クラス】
 今回は8人(6年・1名、5年・7名)が参加。

 ほとんど何も言わなかった。子供達がお互い声をかけ合う。
 見ていてワクワクした。美しい試合だった。

 準決勝。2-1リードで残り1秒、むずかしい角度からすばらしいシュートを決められる。
 集中を切らしたわけではなかった。さぼったわけでもなかった。人数もいた。
 でも、選手の誰もが、そして僕自身も心のどこかで勝ったと思っていた。
 ちょっとしたスキ。ほんとうにちょっとしたスキマからゴールを決められた。

 僕も甘いなと思った。

 準決勝PK戦負け。そして3位決定戦。
 子供達は手を抜いたわけではなかった。でも気持ちが高ぶらなかった。
 結果は0-2で負け。

 きっと勝てと言えば勝てたかもしれない。
 守れと言えば守れたかもしれない。
 でもあえて必要以上には言わなかった。

 「勝った試合からはなにも得られない。
 だけど、負けた試合からは多くのことを学べる」

 逆のことを言う人もいるけど。この負けはきっと子供達を成長させると思う。
 終わったあと子供たちに言いました。

 「悔しいな。(準決勝)コーチも勝ったと思った。甘いな。
 でもこの経験は、この負けはきっと君たちをもっと上手くしてくれる。もっと強くしてくれる。
 昔、日本代表もドーハの悲劇って言うのがあってそれから日本は強くなったんだよ。
 今日の事は決して忘れてはいけないよ。
 勝っているとき。君たちはもう油断することはないだろう。
 負けているとき。君たちはあきらめることはないだろう。」