【フットサル文化の定着と確立にむけて】 先週のことである。久しぶりにフットサル系のホームページをリンクしていたらあるサッカースクールのホームページを見つけた。 そこのコーチはKAZU(三浦和良)のように16歳で高校を中退しブラジルでプロになり、その後イタリアでもプロ選手として活躍していた人であった。 2、3年前から消えていた知りあいに似ているなと思い、ホームページの写真を見るとなんと!!びっくり。その人ではないか。 その人は現在、千葉の四街道と東金でスクールを開校していて今年で2年目。現在2校あわせて約180名のスクール生を抱えており、来年度のジュニアユース設立に向けて目下、忙しい日々を送っているそうだ。 すぐに連絡を取り合い、お互いの現状について話し合った。多くのスクール生を抱え、僕は「すごいですね」と本音を言った後その人は「もちろんこうなることを、これ以上になることを信じてやってきたけど始めは大変だったよ」と語り始めてくれた。 スクール生も始めは7人からスタートし、練習場も野球場の外野の芝生でやっている。野球場だからゴールも無く、始めは大変だったけど、だんだんスクールの良さを理解してもらってきて父兄の人たちも応援してくれるようになった。そのうちゴールがないのもなんだからと父兄の人たちが用意してくれたそうだ。 その人に言われた。一番大切なのは「質を落さないこと」勉強を忘れないで、質を落さなければ絶対まわりはついてきてくれると。 そしてもうひとつ、これは自分にとって「やりがいのある仕事」収入や経営的にいったらいろいろ考える事があるけど、でもやっぱり自分にとってすごいやりがいを感じる。 僕自身、正直この半年、いろいろ希望と不安がとなり合わせであった。それはこれからの人生続いていくことであろうが、こういった言葉を聞くと少しは安心することができる。安心してはいけないのかもしれないだろうが、勇気を与えてくれる。 仕事である以上収入が無ければ生活できない。でも、僕自身はこの土地でスクールを開くことがひとつの目標であり、次のステップへつながると信じている。 少しずつだが子供達も増えてきている。 子供たちのプレーも変わってきている。 今年で16回目を迎えた清水の少年草サッカー大会。男子は清水FCが11回目の優勝。女子も地元・清水のチームが優勝し、第3回大会以来・2度目のアベック優勝を飾った。いまでこそ静岡のサッカーどころといえば清水だが、昔は藤枝であった。(今も名門ですが・・・) 子供達にこんな田舎町でサッカーを始めたことを負い目にさせたくはない。いつの日か清水を越えるサッカー選手が育つことを夢見て。ブラジルを越えるサッカーをする日本の姿を夢見て・・・ 総合型地域スポーツクラブ設立に向けて(終わり) |