【フットサル文化の定着と確立にむけて】 サッカーのプロになりたい。そう思って高校時代はサッカーをしてきました。決してサッカーの有名校ではない。だけど気持ちだけは・・・と3年間やってきました。 1年の時はその姿勢が認めてもらえたのかレギュラーとして試合に出ていたのですが下の学年にうまい選手が集まってくると、技術のない僕は見劣りするようになり、トレーニングやコンディショニングの仕方が悪かったんだと思いますが体力が大幅に落ちていき3年の最後にはほとんど試合に出ることはなくなっていました。また、同級生が監督と対立したこともあり20人以上いた同学年の選手達で最後に残ったのは4人だけでした。 「なんで僕はサッカーをしているんだろう?」 自問自答を繰り返す日々。ただ自分に負けたくない。どんなにつらくても3年の最後まで部活としてのサッカーをやり通そう。それだけが僕を支えてきました。部活としてのサッカーに解放され始めて高校の友達達と一緒に時間を過ごす楽しみを知ることができました。 大学に入った僕に、もう一度何かをかけてサッカーをする気持ちはなくなっていました。とにかく今までの時間を取り戻したい。少しでも多くの友達を作りたい。それだけの気持ちでテニスのサークルとサッカーのサークルに入りました。 確かに楽しかった。でも・・・ラケットでボールをたたいても、僕は本当の喜びを得ることはできなかった。たとえ試合に勝ったとしても、サッカーでゴールを決めたときのあの感覚を味わうことは決してなかった。そのとき始めてサッカーが好きだったんだと気づいた。 そして先輩に連れられて草サッカーをやったとき、なんでも自由にプレーすることができて、はじめてサッカーが楽しいと感じた。なんでこんな気持ちでサッカーをすることができなかったんだろうこのとき初めて僕はサッカーに出会えた・・・(続く) |