【フットサル文化の定着と確立にむけて】

●総合型地域スポーツクラブ設立に向けて1(2002/4/9)

 1993年5月、Jリーグは開幕しました。「すべてのスポーツを愛する皆様のため、Jリーグはここに誕生します。」当時Jリーグ川渕チェアマンはこのような挨拶を述べたと思います。有名な話ですが、このときサッカーを愛する皆様ではなく、スポーツを愛するすべての人たちにメッセージが伝えられました。

 Jリーグが誕生して10年目。Jリーグが誕生したときに「百年構想」というものがあったのを覚えているでしょう。か?百年構想はいまもその実現に向けて一歩ずつ進んでいるのです。いつでも、どこでも、すべての人たちがスポーツを楽しむことができる環境を実現するため。

 先日、元サッカー日本代表・元フットサル日本代表監督の木村和司氏はこう言ったそうです。「今のフットサル界は昔の自分達を見ているようだ。当時お客さんのいない日本リーグがあったからこそ、いまのJリーグがある。今のフットサル界も同じかもしれない。将来の子供達のためにも今の選手達には頑張ってもらいたい。」

 フットサルのいいところはまさにスポーツのいいところである。いつでも、どこでも、誰とでも楽しむことができる。それがフットサルである。4年前、ミズノフットサルプラザ藤沢のウレタンコートにバスケットゴールがあったことを覚えている人は何人いるだろう?

 僕はサッカーが、フットサルが好きである。だけど、決して始めからこんなサッカーが好きではなかった。出会いとは不思議である。もし僕がサッカーをはじめてなかったら、今の僕はどうなっていたのだろう・・・